家具と住居の関係
地盤調査・耐震診断から、失敗しない業者の選び方、欧米の事情まで。
リフォーム、建築のすべてを語ったドキュメンタリー。
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地震において一番怖いのは、何といっても家具が凶器になるということです。
阪神大震災では、家具がそれこそ1メートルも、2メートルも飛び跳ねてきた、ということが分かっています。
さらには、隣の部屋にあった仏壇が、自分の寝床にまで飛んできた、という事実もあったようです。
これは単に家具だけが移動したのではなく、家全体が壊れた結果、
家が傾き、二階がつぶれたりして、飛んでくる場合もあります。
しかし、いずれにしても、家具というものは、それ自体が家の強化にはなりません。
とくに二階にある家具は、一階に対して、屋根と同じような重みを加え、家そのものの耐震性というものを弱めます。
したがって、家具はなるべく一階に集中させることを心掛けましょう。
もっと理想的なのは、できることなら、現在手持ちの家具を全部処分してしまって、壁全体に、天井から床まで届くような収納を作ることです。
これは耐震対策としては大変効果があります。
すなわち、壁式収納は、以前の記事で述べましたベニアを壁に貼ると同じような効果、あるいはそれ以上の効果があるわけです。
ベニヤですと、単に一枚の板を貼って、壁式工法にしただけですが、壁式の収納になりますと、壁そのものに厚みができますし、柱が余分に追加されたと同じような効果があります。
この壁式収納を、とくに一階の強化のために作ることが、効果的です。
また、その収納は、全面的にやるのではなくて、ここは筋かいのはずなのに筋かいがないというところなど、強化したい部分に作ることが効率的です。
このように、壁式収納を上手く活用して、家全体の強化をはかる、これも耐震性のための、賢いリフォームです。
工務店なり、大工さんと十分に打合わせて、構造的にみてもっとも効果的な壁式収納を検討してください。
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